東北電力とは?電気料金やプランの特徴、メリットなどを解説します
電力会社の一つとして有名な東北電力は多彩なプランが選べるようになっているのが特徴です。お得なプランがあるのでどれにしようか迷う人もいるでしょう。しかし、同時に電気料金がどのくらいかかるのか気になりますよね。
それでは、東北電力とは何か、電気料金やプランの特徴、新電力への乗り換え方法などをご説明しましょう。
【そもそも東北電力って何?】
東北電力とは大手電力会社の1つであり、東日本大震災の被災地でありながら計画停電を一度も行わなかったことで記憶に新しい人もいるでしょう。東北電力の会社は寒冷地にあるので電力需要の観点で見れば他の電力会社に差を付けられてしまうこともあります。
東北電力は東日本大震災に被災した時の対応力は目を瞠るものがあり、迅速な対応によって短期間での復旧を実現させています。さらに、電力不足に陥った時は外国から発電機を購入したため、計画停電を行うことなく電気を供給しました。
家庭の電気の使用状況に合わせた柔軟なプランが用意されていているので、電気を使う時間帯に合わせてプラン変更を検討するのがおすすめです。現在契約しているプランと東北電力のプランを比較・電気料金の計算を行ってどちらがいいのか調べましょう。
【東北電力で選べるプランの電気料金とは?】
東北電力で選べる主なプランは、以下の6種類です。
・よりそうeねっとバリュー
・よりそう+ファミリーバリュー
・よりそう+ナイト8
・よりそう+シーズン&タイム
・よりそう+ナイト12
・よりそう+ナイト&ホリデー
それでは、以上のプランを選んだ際にかかる想定電気料金についてご説明しましょう。
○よりそうeねっとバリュー
よりそうeねっとバリューは一般家庭向きのプランで、電気料金の支払いでよりそうeポイントが貯まるのが特徴です。なお、よりそうeねっとバリューの電気料金は、以下の通りです。
基本料金 (1契約ごと) | 30A(アンペア) | 935.00円 |
40A | 1,265.00円 | |
50A | 1,595.00円 | |
60A | 1,925.00円 | |
電力量料金 (1kWhごと) | ~120kWh | 18.58円 |
121~300kW | 25.33円 | |
301kWh~ | 29.28円 | |
最低月額料金 | 1契約 | 206.80円 |
○よりそう+ファミリーバリュー
よりそう+ファミリーバリューは4人以上の家庭におすすめのプランで、どうしても電力使用量が多くなりやすい家庭におすすめです。なお、電気料金は以下の通りです。
基本料金 | ~3kVA (1契約ごと) | 990.00円 |
4kVA~ (1kVAごと) | 330.00円 | |
電力量料金 (1kWhごと) | ~400kWh | 22.76円 |
401kWh~ | 27.71円 |
○よりそう+ナイト8
よりそう+ナイト8は昼より夜中に電気を使うことが多い家庭に向いているプランです。中でもよりそう+ナイト8は23時~沙7時までの電気料金が安くなるので、夜中に電気を使うならこちらのプランで契約するのがおすすめです。なお、電気料金は以下の通りです。
本料金 | 主開閉器契約 | ~6kVA | 1,430.00円 |
7~10kVA | 1,980.00円 | ||
11kVA~ | 330.00円 | ||
実量契約 | ~6kVA | 1,958.00円 | |
7~10kVA | 2,711.50円 | ||
11kVA~ | 2,711.00円 | ||
電力量料金 (1kWhごと) | 昼間 | ~90kWh | 22.09円 |
91~230kWh | 30.13円 | ||
231kWh~ | 34.83円 | ||
夜間 | 11.12円 |
○よりそう+シーズン&タイム
こちらは東北地方に住んでいる人向けのプランで、冬の時期夏の時期の電気使用量を節約することにより、夜中に使う電気料金を大幅に安くしたのが特徴です。なお、電気料金は以下の通りです。
区分 | 単位 | 料金単価(税込) | ||
基本料金 | 主開閉器契約 | 10kVA以下の場合 | 1契約 | 1,944円00銭 |
上記をこえる | 1kVA | 432円00銭 | ||
実量契約 | 10kW以下の場合 | 1契約 | 2,662円20銭 | |
上記をこえる | 1kW | 594円00銭 | ||
電力量料金 | 昼間 | 冬季ピーク | 1kWh | 42円36銭 |
夏季ピーク | 1kWh | 42円36銭 | ||
その他季ピーク | 1kWh | 38円50銭 | ||
オフピーク | 1kWh | 26円24銭 | ||
夜間 | 1kWh | 11円22銭 |
○よりそう+ナイト12
こちらは21時~9時までに使った電気料金が安くなるプランです。なお、電気料金は以下の通りです。
区分 | 単位 | 料金単価(税込) | ||
基本料金 | 主開閉器契約 | 6kVA以下の場合 | 1契約 | 1,404円00銭 |
6kVA~10kVA | 1契約 | 1,944円00銭 | ||
上記をこえる | 1kWh | 324円00銭 | ||
実量契約 | 6kW以下の場合 | 1契約 | 1,922円40銭 | |
6kVA~10kVA | 1契約 | 2,662円20銭 | ||
上記をこえる | 1kWh | 442円80銭 | ||
電力量料金 | 昼間 | 最初の70kWhまで | 1kWh | 25円95銭 |
70kWh~170kWhまで | 1kWh | 35円40銭 | ||
170kWhをこえる | 1kWh | 40円92銭 | ||
夜間 | 1kWh | 11円71銭 |
○よりそう+ナイト&ホリデー
こちらはよりそう+ナイト12の内容に加え、休日に使った電気料金までもが安くなるプランです。なお、電気料金は以下の通りです。
区分 | 単位 | 料金単価(税込) | ||
基本料金 | 3kVA以下の場合 | 1契約 | 972円00銭 | |
4kVAの場合 | 1契約 | 1,296円00銭 | ||
5kVAの場合 | 1契約 | 1,944円00銭 | ||
6kVAの場合 | 1契約 | 2,592円00銭 | ||
電力量料金 | 平日昼間 | 最初の60kWhまで | 1kWh | 23円59銭 |
60kWh~140kWh | 1kWh | 32円18銭 | ||
140kWhをこえる | 1kWh | 38円62銭 | ||
夜間・休日 | 1kWh | 15円59銭 |
【新電力への乗り換え方法】
現在契約している電力会社から新電力会社に乗り替える場合、現在契約している電力会社を解約して新しく新電力会社と契約しなければなりません。一見すると難しく感じられますが、やり方は至って簡単です。
最初に現在契約している電力会社を解約したい場合、以下の手順を踏むことで乗り換えられます。
- 乗り換えたい新電力のホームページから申し込みます
- 申し込み内容に問題がなければ新電力会社から連絡が来ます
- 次回の検針日に乗り換えが完了します
なお、乗り換え時に必要な情報は以下の通りです。
● 現在契約している電力会社名
● 現在契約している電力会社のお客様番号
● 供給地点特定番号
● 乗り換え(切り替え)の希望日
● 本人確認書類
解約手続きは新電力会社が自動的に行ってくれるので、誰でも簡単に乗り換えができます。もしも希望する新電力会社があったら、是非とも乗り換えを検討するのをおすすめします。
【まとめ】
大手電力会社の一つである東北電力は、東日本大震災によって被災したとしても迅速な対応によって措定よりも早く復旧させてきました。それだけの対応力を持っているため、いざという時に非常に頼りになるでしょう。
提供されている6つのプランは、それぞれ家庭で電気を使う時間帯によって柔軟に選べるようになっているので、電気の使用時間に応じたプランに変更するのがおすすめです。プラン変更について分からないことがあったら、是非とも東北電力本部に問い合わせてみてはいかがでしょうか。