東北電力を利用していて、転勤や家庭の事情などで東北エリア以外の地域へ引っ越しを予定している人もいるのではないでしょうか。
引越しというと、家具や持ち物の移動に注目しがちですが、電気やガスの手続きも忘れてはいけません。
そこで本記事では、東北電力を使用している人に向けて、東北エリア以外に引っ越す際の手続きについて解説していきます。
目次
1. 引っ越し時の電気の使用廃止手続きは?
1-1. STEP1 Webで申し込み
1-2. STEP2 当日のお立合い
2. 引っ越しの手続き パターンは3つ
2-1. パターン1 電気・ガスの停止・開始手続きを同時にしたい
2-2. パターン2 新しく電気・ガスを契約したい
2-3. パターン3 いま使っている電気・ガスを停止したい
2-4. 電気・ガスの利用停止には何が必要なのか
3. 電気やガスまわりの開始手続きは?
3-1. 手続きは5日前までに
3-2. 利用開始日に立ち会いは「ガスは必要」「電気は不要」
3-3. 電気料金の決済用に「使用申込書」の送付が必要
3-4.引越しまでの電気料金はどうなるのか
3-5. 引っ越し先で、電気の契約を切り替えたいときはどうするのか
4. 新電力への切り替え方法とメリット・デメリット
4-1.新電力に切り替える方法
4-2.新電力へ切り替えるメリットとデメリット
5.まとめ
2.引っ越し時の電気の使用廃止手続きは?
引っ越しをする際に、電気の使用廃止手続きの方法がわからない人も多いのではないでしょうか。ここでは手続きの概要について解説します。
1-1. STEP1 Webで申し込み
引っ越しなどで東北電力エリアで電気の使用を停止する場合、電気の使用廃止の手続きをする必要があります。
この電気の使用廃止の申し込みはこちらのWebサイトからできます。
東北電力の電気使用廃止申し込み窓口
https://web-entry.tohoku-epco.co.jp/haishi/FM21/index
退去日当日でも受付できますので、うっかり申し込みを忘れていたという方でも安心です。
1-2.STEP2 当日のお立合い
電気の使用を廃止する際の立ち会いですが、お客様のご要望などがなければ基本的に必要ありません。後日、日割り分の使用量と請求金額をお知らせして、登録しているお支払い方法で支払います。
2.引っ越しの手続き パターンは3つ
引っ越しの手続きのパターンはどういうものがあるのかわからない人も多いのではないでしょうか。ここでは、3つの引っ越し手続きのパターンについて解説していきます。
2-1.パターン1 電気・ガスの停止・開始手続きを同時にしたい
世帯全員での引っ越しなどで、今使用している電気やガスを停止して引越し先で電気やガスを開始したい場合です。Webサイトから電気とガスの停止と開始の手続きを同時にできます。
ただしガスについては、Webサイトからの申し込みから数日経過しないと停止または開始が行われません。停止または開始までの最短日数は電力会社によって異なります。詳しくは東北電力または引越し先で契約する事業者に確認してください。
2-2.パターン2 新しく電気・ガスを契約したい
単身赴任など世帯の一部の人だけ引っ越しして、今契約しているのはそのままで引っ越し先で新しく電気やガスを契約したい場合です。引っ越し先での新しい契約はWebサイトから手続きができる場合もあるので確認してみましょう。
2-3.パターン3 いま使っている電気・ガスを停止したい
単身赴任先から従来の住まいに戻るようなパターンです。引越し先はすでに電気やガスの契約があって、今契約している契約だけを停止したい場合です。契約先によってはWebサイトから停止手続きができる場合もあるので確認してみましょう。
2-4.電気・ガスの利用停止には何が必要なのか
電気・ガスの利用停止をする際は、事業者に以下の情報を伝えて手続きを進める必要があります。
・契約者の名前
・お客さま番号
・使用停止場所の住所
・使用停止希望日
・訪問希望時間帯
・連絡先電話番号
・料金精算方法
また、立ち会いが必要な場合は、立ち合い者の名前などの情報が必要です。
3.電気やガスまわりの開始手続きは?
電気やガスまわりの開始手続きをどうしたらいいかわからない人も多いのではないでしょうか。ここでは電気ガスまわりの開始手続きについて解説していきます。
3-1.手続きは5日前までに
引っ越しの日が決まり次第、5日前までに手続きをしましょう。
電気の使用開始日つまり廃止日が、3日後以降から土日祝日や年末年始を除く30日以内の場合は、Webサイトから手続きができます。24時間365日申し込みができるので、大変便利です。
LINEからも手続きができます。LINEの場合は、当日以降から土日祝日や年末年始を除く30日以内の場合でも申し込めます。使用開始つまり廃止日が申込日と同じ日の場合は、14時までの受付になっています。
3-2.利用開始日に立ち会いは「ガスは必要」「電気は不要」
引越し先で電気を使用するためにはブレーカーをオンにするだけです。したがって利用開始の立会いは不要です。
一方、ガスの場合は必ずご利用開始日の立会いを要します。
ただしいずれの場合も例外がありえますので、引越し先住居の管理者に確認しましょう。
3-3.電気料金の決済用に「使用申込書」の送付が必要
電気料金の決済手続きは、電力会社に決済に必要な情報を通知しないと完了しません。通常、引越し先のブレーカーや玄関付近に「電気使用申込書」が備え付けてありますので、必要事項を記入し、電力会社へ送付してください。
3-4.引越しまでの電気料金はどうなるのか
新しい場所に引っ越す場合、今の契約を解除して新しい場所で契約しないと電気代がだぶってしまうので注意が必要です。
引越しの前後で使った電気は日割りで計算します。二重契約をしても、新居で新たにブレーカーをオンにするまでは料金はかかりません。
3-5.引っ越し先で、電気の契約を切り替えたいときはどうするのか
2016年の電力自由化によって、大手の電力会社にこだわって選択する必要がなくなりました。
ここでは、電力会社の契約を切り替えたいときの手続きを解説していきます。
契約を切り替えるためには、契約している電力会社名とお客様番号、供給地点特定番号と電力会社の切り替え希望日といった情報が必要です。
そして、切り替え先の電力会社に申し込みます。どこの電力会社でもWebサイトから申し込みができるので便利です。
申し込み時点で支払い方法を登録する必要がある場合があるので、カード決済を希望するのであれば、クレジットカード情報も用意しておきましょう。
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4.新電力への切り替え方法とメリット・デメリット
新電力に切り替えたいけど、どうしたいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
新電力とは、東北電力や東京電力、関西電力などのように、従来からある小売電気事業者10社以外で、新たに経済産業大臣の登録を受けることで、一般家庭や小規模事業者向けに電気の販売が認められた事業者を指す言葉です。2021年時点で、新電力に登録している事業者は700社を超えています。
ここでは、新電力へ切り替える方法とメリット・デメリットについて解説します。
4-1.新電力に切り替える方法
まず、新電力会社に連絡します。Webサイトから手続きができますが、電話でも申し込みができます。
次に、今まで契約していた電力会社を解約します。解約の手続きは、新電力会社が連絡してくれる場合とそうでない場合があるので確認しましょう。
解約には廃止提出書の提出が必要ですが、自分で提出する場合は、名前や住所など必要事項を記入して提出します。
4-2.新電力へ切り替えるメリットとデメリット
電力の自由化によって新電力といわれる電力会社が多数参入してきました。ここでは、新電力に切り替えるメリットとデメリットについて解説します。
・・新電力に切り替えるメリット
新電力に切り替える主なメリットは電気代が安くなることです。新電力が多数参入したことで電気代値下げの価格競争が起きて、お得なプランなどが提供されています。
インターネット通信や水道などを電気とセットで利用すると、割引を受けられるプランもあるので、生活費を節約できます。
一方デメリットは、自分の使用状況に合わない新電力会社やプランを選んでしまうと、逆に電気代が高くなってしまうことです。
今使用している電力会社を解約する際に違約金がかかる場合もあるので注意が必要です。
マンションやアパートによっては契約できないケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
自分の状況に合った電力会社を選ぶようにすると良いでしょう。
5.まとめ
本記事では、東北電力を利用していて引っ越しを検討・実施される方のために、解約の方法や新電力会社に切り替えるメリットやデメリットなどについて解説しました。
実際に東北電力を利用していて、これから引っ越しを検討・実施される方の参考になれば幸いです。