電力会社 比較｜ベストワン格安でんき

「でんきの切り替えを検討しているけれど、新電力会社が多くてどこを選べばいいか分からない・・・。」
「そもそも電力の自由化ってどういうこと？リスクはあるの？」とお考えの方も、少なくないのではないでしょうか。

たしかに、現在多くの電力会社が新電力を提供していますが、新電力会社に切り替えする前にきちんとメリット・デメリットの両方を比較して知っておきたいですよね。

この記事では、
• 電力自由化について
• 人気の新電力会社の料金やサービスの比較データ
について詳しくご紹介したいと思います。

「お得な新電力会社を探している」、「どんな電力会社があるのか知りたい」という方に役立つ情報を比較しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次
1.電力会社について
1-1.新電力自由化とは
1-2.新電力会社とは
1-3.地方電力でも全国で切替可能※千葉電力を事例に紹介
2.新電力の電気料金の比較・紹介
2-1.HISでんき（HTBエナジー）
2-1-1.特徴（おすすめポイントなど）
2-1-2.基本料金プラン
2-1-3.対応エリア
2-1-4.解約料について
2-2.looopでんき
2-2-1.特徴（おすすめポイントなど）
2-2-2.基本料金プラン
2-2-3.対応エリア
2-2-4.約料について
2-3.リミックスでんき
2-3-1. 特徴（おすすめポイントなど）
2-3-2. 基本料金プラン
2-3-3. 対応エリア
2-3-4. 解約料について
2-4.ENEOSでんき
2-4-1.特徴（おすすめポイントなど）
2-4-2.基本料金プラン
2-4-3.対応エリア
2-4-4.解約料について
2-5. 千葉電力
2-5-1.特徴（おすすめポイントなど）
2-5-2.基本料金プラン
2-5-3.対応エリア
2-5-4.解約料について
3.まとめ

1. 電力会社について

まず、電力会社と電力の自由化について見ていきましょう。

1-1. 新電力自由化とは

新電力自由化は、2016年の4月1日から始まりました。自由化により地域の大手電力会社以外にも、個人レベルで好きな電力会社と自由に契約できるようになりました。

実は、それ以前にも段階的に電力の自由化が進められていました。
2000年3月には、先駆けて大規模工場やオフィスビルといった特別高圧の電力が自由化。
続く2004年4月・2005年4月には領域が拡大し、中小規模のビルや工場の高圧電力も自由化しました。

その後しばらく経った2016年4月に、電力の自由化は家庭や商店で使用する低圧電力に及び全面自由化となりました。
従来は、関東なら東京電力、関西な関西電力・・・と、住んでいる地域を管轄している大手電力会社が販売を独占している状態でした。

2011年に発生した東日本大震災や原発事故により、これまでの電力のあり方やエネルギーについての考えが大きく変わりました。
電力を自由化することで、我々個人は自分がお得に使えたり、環境に優しい発電方法を選べたりできるようになりました。
実際、電力の自由化が行われてから、同じ地域・同じ建物内でもそれぞれのライフスタイルに合わせて世帯ごとに電力会社を比較・検討し契約するといった行為が普通に名ています。

市場全体を見ても、比較されることで競争力を生みコストを削減する、無駄を省き効率をよくする。といった効果が期待されます。

1-2. 新電力会社とは

新電力会社とは、2016年4月の電力自由化以降に電力事業に参入した企業全般を指します。

電力供給は発電・供給・小売りがありますが、完全自由化で解禁されたのは小売りの部分。
新電力会社の中にも発電所を構えている会社もありますが、「新電力会社＝小売りのみ担当」という企業がほとんどです。
送配電は地域の大手電力会社が行うため新電力に切り替えたからといって、
• 配電が不安定になる
• 停電しやすくなる
• トラブルがあった際の復旧が遅れる
ということはありません。
電力切り替え前と比較しても、電気の質や安定性が崩れるといったことはありません。

また、万が一急に新電力会社が倒産するようなことがあっても、急に配電が停止することはありません。

1-3. 地方電力でも全国で切替可能※千葉電力を事例に紹介

地方の新電力会社でも千葉電力のように全国に対応している電力会社を選べば、引越しがあっても長期的に利用できます。

新電力会社によっては対応エリアが限定的なところも少なくありませんが、千葉電力では沖縄や一部離島を除く全国で契約できます。
転勤が多く引越しをよくする人や、ご家族で電力会社を合わせたい人、いちいち電力会社を比較するのが面倒という方にもおすすめです。

千葉電力ではプランも充実しているため、比較しながらひとりひとりのライフスタイルに応じたものを選べます。

2. 新電力の電気料金の比較・紹介

ここからは人気の新電力会社である、

・HISでんき（HTBエナジー）
・looopでんき
・リミックスでんき
・ ENEOSでんき
・千葉電力
の特徴・料金プラン・対応エリア・解約料の有無を比較していきます。

2-1. HISでんき（HTBエナジー）

HISでんき（HTBエナジー）は、旅行会社のHISが運営している新電力会社です。

2-1-1. 特徴（おすすめポイントなど）

HISでんき（HTBエナジー）では「イツでも　ドコでも　ダレでも」をモットーに、自由にでんきを選べる今だからこそ環境に優しいエネルギーを提供しています。

• 太陽光
• 風力
• 地熱　
• 水力
といった再生可能エネルギーを利用するのは、自然と人間の共存・共生を長年掲げてきた HTBエナジーだからこそのこだわりです。

2021年7月には『「HIS でんき」の契約者様限定 新サービス　HIS オンライン体験旅行 人気コースが 20%割引!!』が開催され、コロナ禍で増えたおうち時間が充実できるキャンペーンも利用できます。

2-1-2. 基本料金プラン

HISでんきの料金プランは、
• 20・30・40アンペア　ウルトラプラン
• 50・60アンペア　プライムプラン
• 電気代無料の時間帯が選べるママトクプラン
の3つが比較的お得度も高く人気です。

それぞれのプランの料金について見ていきましょう。
契約する地域によって金額が変わるため、今回は東京電力エリアでの料金をご紹介いたします。

【20・30・40アンペア　ウルトラプラン】
1～3人の比較的少人数世帯におすすめのプランです。
一律2～8％割引されるのに加え、アンペアごとの使用量に応じて割引される割合がアップします。

東京電力の40A350kwh使用時と比較すると、約9,360円もお得になります。

【50・60アンペア　プライムプラン】
4人以上の世帯、または二世帯、三世帯住宅におすすめのプランです。

基本料金が大手電力会社の半額、従量料金の単価が一律であることが大きな特徴です。
比較的少人数世帯であっても、電力消費量が多い方だとお得に利用できます。
エアコン掃除、鍵紛失時のサポートなどがセットになった「60種類の安心サポート」が無料で利用できます。

【電気代無料の時間帯が選べるママトクプラン】
朝6～8時、夜19～21時、深夜22～24時のいずれかから、電気代無料の時間帯が選べます。
無料時間帯に家事などを集中して行えば、通常プランと比較して電気代が節約できます。
もちろん、それ以外の時間帯でもお得に使えます。

その他にもでんきプランがありますので、ぜひHISでんき公式サイトからご確認ください。

 2-1-3. 対応エリア

HISでんきの対応エリアは、以下の通りです。
• 北海道電力管轄エリア
• 東北電力管轄エリア
• 東京電力管轄エリア
• 中部電力管轄エリア
• 北陸電力管轄エリア
• 関西電力管轄エリア
• 中国電力管轄エリア
• 四国電力管轄エリア
• 九州電力管轄エリア
• 沖縄電力管轄エリア
一部離島などでは、契約できない可能性がありますのでお申込み時によくご確認ください。

2-1-4. 解約料について

契約から1年未満で契約者都合で解約する場合は、2,200円の違約金がかかります。
引越しなどやむを得ない事情がある場合は、1年未満の解約であっても費用は発生しません。
キャンペーンを利用して契約した場合別途で解約金がかかる可能性があるので、申込時に条件をよく確認しましょう。

2-2. looopでんき

looopでんきは、東日本大震災の被災地への太陽光設置ボランティアから始まった電力会社です。
現在では全国で契約できます。

2-2-1. 特徴（おすすめポイントなど）

looopでんきの特徴は、基本料金が無料という点です。
料金については後程詳しくご紹介しますが、お得に利用できる新電力会社として支持を集めており、アンケート調査では「価格満足度」「サービス満足度」において1位を獲得しています。

それ以外にも太陽光発電などの再生可能エネルギーを使った発電を積極的に勧め、環境に優しく燃料費をかけず電気料金を押さえていく活動を行っています。

2-2-2. 基本料金プラン

looopでんきの最大の特徴は、「基本料金がずっと0円」ということでしょう。
ビジネス向けの動力プランのみ例外として710円～の基本料金がありますが、家庭用プランの場合毎月の支払いは使用した分だけとなります。
また、従量料金も使用量に関わらず単価が同じなので、段階的に単価が変わるプランと比較して電力の使用量が多いほどお得に使えます。

【おうちプラン】

【ビジネスプラン】

他にも、「再エネどんどん割」「スマートタイムプラン」など生活に応じたプランが利用できます。

2-2-3. 対応エリア

looopでんきの対応エリアを見ていきましょう。
• 北海道電力管轄エリア
• 東北電力管轄エリア
• 東京電力管轄エリア
• 中部電力管轄エリア
• 北陸電力管轄エリア
• 関西電力管轄エリア
• 中国電力管轄エリア
• 四国電力管轄エリア
• 九州電力管轄エリア
• 沖縄電力管轄エリア
ビジネスプランのみ、沖縄電力は対象外となります。

2-2-4. 解約料について

looopでんきは基本的に解約金も無料です。
契約期間の縛りもないので短期間で契約解除しても、解約金は発生しません。

2-3. リミックスでんき

リミックスでんきは、株式会社リミックスポイントが運営している新電力会社です
様々なサービスを提供する新電力会社が増えている中で、リミックスでんきは特にユニークな電力会社です。

2-3-1. 特徴（おすすめポイントなど）

リミックスでんきを運営している株式会社リミックスポイントは、「BitPoint」という暗号資産取引所の運営、商業施設の省エネルギーなどのレジリエンスソリューション事業を推進しています。

リミックスでんきにもこれらのノウハウが生かされており、多角的な視点から課題を解決するための取り組みを進めています。

電力完全自由化以前から小売り事業に参入しており、ビジネスシーンでもすでに多くの供給実績があるため、安定したサービスが利用できます。

 2-3-2. 基本料金プラン

リミックスでんきの料金プランは、「電気料金割引プラン」「仮想通貨付与プラン」の大きなカテゴリを選んだ後、細かいプランを選んでいきます。
仮想通貨付与プランでは、電気料金の5％分のビットコインが付与されるというユニークな特徴があります。
ただし、ビットコインの受け取りには「BitPoint」の口座が必要です。

こちらでは、東京電力エリアで従量電灯Bプランを契約した場合の例をご紹介します。

【電気代割引プラン】

【仮想通貨付与プラン】
・基本料金

・従量電灯B　電力量単価

 2-3-3. 対応エリア

リミックスでんきは以下のエリアに対応しています。
• 北海道電力管轄エリア
• 東北電力管轄エリア
• 東京電力管轄エリア
• 中部電力管轄エリア
• 北陸電力管轄エリア
• 関西電力管轄エリア
• 中国電力管轄エリア
• 四国電力管轄エリア
• 九州電力管轄エリア
沖縄を除く、ほぼ全国で利用できます。

 2-3-4. 解約料について

リミックスでんきはプランに関わらず解約手数料は0円です。契約自体は1年ごとの自動更新制であるものの、契約期間の縛りなどはありません。

2-4. ENEOSでんき

CMなどでもお馴染みのENEOSでんきは、お得な料金設定やガスとまとめて利用できる手軽さが魅力の新電力会社です。

2-4-1. 特徴（おすすめポイントなど）

ENEOSでんきを運営するENEOSは、説明不要のエネルギー大手企業です。
ガスや石油のイメージが強いかもしれませんが、実は電気事業には20年以上前の1998年に参入しています。

新電力会社は完全自由化後に創業するところも少なくないので、ENEOSでんきはそれらと比較すると歴史があるサービスなのですね。

豊富なノウハウと、安定したエネルギー調達、お得な料金設定といった特徴から、「お得に電気を使いたいけど、新しい会社はサービスが不安」という方にもおすすめです。

2-4-2. 基本料金プラン

ENEOSでんきの電気料金をご紹介します。
契約する地域によって料金が異なるため、こちらでは東京電力エリアの金額についてご紹介します。

2-4-3. 対応エリア

ENEOSでんきは以下のエリアに対応しています。
• 北海道電力管轄エリア
• 東北電力管轄エリア
• 東京電力管轄エリア
• 中部電力管轄エリア
• 北陸電力管轄エリア
• 関西電力管轄エリア
• 中国電力管轄エリア
• 四国電力管轄エリア
• 九州電力管轄エリア
沖縄と一部地域にお住まいの方は利用できません。

 2-4-4. 解約料について

ENEOSでんきの東京Vプランは、「にねんとく2割」が適用されています。
23・24ヶ月目の更新月以外に解約すれば無料ですが、それ以外の時期に解約した場合は1,100円の解約手数料がかかります。

東京動力プラン、東京5アンペアプランは割引対象外となるので解約手数料はかかりません。

2-5. 千葉電力

千葉電力は、千葉県千葉市に拠点を置く新電力会社です。
環境に優しい再生可能エネルギーの普及に力をいれていることでも知られています。

 2-5-1. 特徴（おすすめポイントなど）

千葉電力は地元を中心に、地域の活性化に繋げるバリューエネルギーに取り組んています。

太陽光発電などの再生可能エネルギーを推進しており、「電力の地産地消」を掲げています。
また、「太陽光発電余剰電力買取サービス 」も行っており、ソーラーパネルを設置しているご家庭は1kWhあたり9円～で買い取ってもらえます。

電力会社以外の顔も持ち、地域活性化の一貫として千葉県内の数々のスポーツ団体との連携も行っています。
千葉電力契約者を対象に、試合観戦チケットのプレゼントキャンペーンが不定期で開催されており、好評を博しています。

2-5-2. 基本料金プラン

千葉電力の料金プランは、
• ミディアムライフプラン
• ハイライフプラン
• フューチャーライフプラン　
• ナイトライフプラン
• ストアプラン
• 低圧電力プラン
• 高圧電力プラン
があります。

今回は、もっとも一般的な「ミディアムライフプラン（従量電灯B相当）」の料金をご紹介します。

 2-5-3. 対応エリア

千葉電力は沖縄と一部地域以外のエリアに対応しています。
• 北海道電力管轄エリア
• 東北電力管轄エリア
• 東京電力管轄エリア
• 中部電力管轄エリア
• 北陸電力管轄エリア
• 関西電力管轄エリア
• 中国電力管轄エリア
• 四国電力管轄エリア
• 九州電力管轄エリア

エリアによって電気料金は変わりますので、申込時にご確認ください。

 2-5-4. 解約料について

千葉電力は解約金は、契約期間・プランに関係なく一切ありません。

3. まとめ

今回は、電力自由化と新電力会社について詳しく比較しました。
仕組みが複雑なイメージがあるかもしれませんが、供給はこれまでと変わらず金額や発電方法で電力会社が選べるというメリットがあることも分かりました。
記事中でご紹介した電力会社は対応エリアが広いので、多くの方が利用できるはず。
以前は高額な解約金が設けられていた電力会社も多くありましたが、現在では解約金が不要または安価なところばかりなので、乗り換えへのハードルも低くなっています。
乗り換える前に、気になる電力会社をいくつかピックアップして現在の電気料金と比較してみてもいいかもしれません。
各電力会社のホームページでも料金シミュレーションでどれくらい安くなるのか、詳細な金額で比較できますよ。

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