【目次】
1.電力自由化とは?
1-1.電力自由化の歴史
2.電力自由化のメリット
2-1.新電力の電力会社・契約者は急速に増加中
2-2.新電力会社へ切り替えるメリット
3.ひとり暮らし向けおすすめ電力会社ランキング
3-1.1位:リミックスでんき
3-2.2位:HISでんき
3-3.3位:looopでんき
4.2~3人向けのおすすめ電力ランキング
4-1.1位:HISでんき
4-2.2位:ENEOSでんき
4-3.3位:リミックスでんき
5.4人以上のご家庭にお得な電力会社ランキング
5-1.1位:HISでんき
5-2.2位:千葉電力(全国対応※沖縄県以外)
5-3.3位:looopでんき
6.オール電化プランへの切り替えなら
6-1.HISでんき:「ぜんぶでんきプラン」
7.まとめ
1. 電力自由化とは?
これまで家庭の電気は、各地域の電力会社(東京電力等)のみからしか供給を受けれませんでした。
しかし、2016年4月1日以降、地域の電力会社以外の民間企業も、電気の小売ができるようになり、現在(2021年6月28日時点)、計725の小売電気事業者があります。※経済産業省調べ
分かりやすく言うと、携帯電話やプロバイダーの料金プランみたいなもので、
電力自由化によって、自分に合った電力会社やプランを選べるようなりました。
1-1. 電力自由化の歴史
電力自由化は、2000年3月に始まりました。
最初は、大規模工場やデパート等、一部の法人のみ電力会社を自由に選ぶことが出来るようになりました。
その後、中小規模工場や中小ビルへと徐々に拡大していき、 2016年4月1日からは、家庭や商店なども電力会社が選べるようになりました。
このように電力自由化は、大規模な工場やデパート等から始まり、一般家庭や商店まで浸透していきました。
2. 電力自由化のメリット
電力自由化によって、様々な民間企業が電気事業に参入するので競争が活性化します。そのためサービスや料金プランが増え、従来より自由度が高くなりました。
「出張ばかりで電気をあまり使わない」「環境に優しい電気を使いたい」など、
人によって様々な状況や考え方があります。
電力自由化によって、一人一人の生活や価値観に合うプランを選べるようになりました。
2-1. 新電力の電力会社・契約者は急速に増加中
経済産業省によると、新電力のシェアは2020年6月時点では約17.8%で、一般家庭等を含んだ低圧分野のシェアは約19.0%です。
全世帯の約2割の家庭や商店は新電力に切り替えており、電力自由化は着々と浸透しています。現在では入居する際に不動産の担当者に新電力を案内されるケースもあります。
2-2. 新電力会社へ切り替えるメリット
主に3つあります。
1.電気料金を下げられる
電力を供給する会社が多くなり競争が活性化します。そのため、様々な料金メニューやサービスが生まれ、お得なサービスが増えて行くことが期待されます。
2.様々な地域の電力会社を選べる。
例えば、東京に住んでいても、自分の故郷で発電した電気を使うことが出来ます。(一部地域を除く)
- 幅広いプランを選べる。
特典として、動画コンテンツの視聴権利を得れるプランや、環境に優しい発電方法を取っている電力会社を選ぶことも出来ます。
料金シュミレーション・お申込みはこちら
3. ひとり暮らし向けおすすめ電力会社ランキング
(東京電力・従量電灯B・30A・年間平均144kwhの場合で比較)
3-1. 1位:リミックスでんき
大規模工場などへ電力供給を1000件以上行っており、基盤がしっかりした企業です。
東京電力と比較すると年間最大2340円電気料金が下がります。
誰でも使いやすい電気代割引プランに加え、仮想通貨付与プランなどもあります。
3-2. 2位:HISでんき
旅行代理店として有名なHIS株式会社のグループ会社です。
東京電力と比較すると年間最大2322円電気料金が下がります。
プラン数が多く、自分にあったプランを見つけることが出来るでしょう。
3-3. 3位:looopでんき
2021年2月末時点で、契約者数30万件を突破した大手事業者。
東京電力と比較すると年間最大925円電気料金が下がります。
ソーラー割やガス割などのプランと併用するとさらに電気料金が下がる可能性があります。
4. 2~3人向けのおすすめ電力ランキング
(東京電力・従量電灯B・30A・年間平均197~198kwhの場合で比較)
4-1. 1位:HISでんき
東京電力と比較すると年間最大3169円電気料金が下がります。
HISが発行しているSkywalkerカードで電気料金を支払うと、ポイントが貯まります。貯まったポイントはマイルや、旅行商品券などに交換出来るため、相乗効果でさらにお得です。
4-2. 2位:ENEOSでんき
ガソリンなどでおなじみのエネオス株式会社は電気も供給しています。
東京電力と比較すると年間最大2276円電気料金が下がります。
基本料金1年間無料や、キャッシュバックなど様々なキャンペーンを頻繁にしていて、良いタイミングで加入すれば大幅な電気料金の削減を見込めます。
4-3. 3位:リミックスでんき
東京電力と比較すると年間最大3191円電気料金が下がります。
上記ランキングの電力会社と比べると、ポイント付与などの相乗効果はあまり無く、シンプルに電気料金を下げたい方におすすめです。
5. 4人以上のご家庭にお得な電力会社ランキング
(東京電力・従量電灯B・40A・年間平均256~257kwhの場合で比較)
5-1. 1位:HISでんき
東京電力と比較すると年間最大6846円電気料金が下がります。
5-2. 2位:千葉電力(全国対応※沖縄県以外)
大規模工場から一般家庭まで幅広く電力の供給実績があり、沖縄県を除く全国で使用可能です。
東京電力と比較すると年間最大9646円電気料金が下がります。
300kwh(7900〜8000円程度)以上使うと1kwhあたりの料金単価が上がるため、上記容量以上使う頻度が少ない家庭におすすめです。
5-3. 3位:looopでんき
東京電力と比較すると年間最大4462円電気料金が下がります。
大きな家にお住いの方や人数が多い家庭の場合は、ビジネスプラン(従量電灯C対応)を使用するとさらに電気料金の削減が見込めます。
6. オール電化プランへの切り替えなら
6-1. HISでんき:「ぜんぶでんきプラン」
東京電力と比較すると、上記プランは、午前6時〜翌午前1時の電気料金が2%割引です。
オール電化は昼間の電気料金が高いパターンが多いです。そのため、在宅勤務が増え、電気料金が上がった方もいます。
2%といっても、年間にすると大きな削減効果が見込めます。
7. まとめ
電力自由化により様々な会社やプランが登場しましたが、
上記ランキング通り、人数や状況などに応じてお得になる電力会社は違います。
ほとんどの電力会社の切替は、時間・手間をかけずネット上だけで完結し、
切替後は、今まで通り電気を使っているだけでお得な特典がもらえたり、電気料金が割引になります。
電力自由化によって、個人で電気を選べるこの時代。
この機会に電力切替を検討してみてはいかがでしょうか。