電力自由化とは？【賃貸契約に役立つ新電力会社を紹介】
2016年4月より始まった「電力自由化」について聞いたことはありますか？
◎「そもそも聞いたことがない」
◎ 「聞いたことはあるけど、何のことか分からない」
◎ 「お得に電気契約をしたい」
このようにお考えの方に向けて、この記事では、そもそも電力自由化とは何なのか？また、賃貸アパート・マンションを契約する際の新電力会社を紹介し、電気料金をお得に契約できるよう各会社を比較していきます。
【目次】
1.電力自由化とは
2.賃貸アパート・マンションで契約可能な新電力のご紹介
2-1.HISでんき（HTBエナジー）
2-2.looopでんき
2-3.リミックスでんき
2-4.ENEOSでんき
2-5.千葉電力
3.まとめ
1.電力自由化とは
電力自由化は、2016年4月に行われた法律の改正により定められました。電気を契約する際、以前は地域で決められた電力会社としか契約できませんでした。しかし、電力の自由化により電気の小売業の参入が認められ、消費者は電力会社や電気メニューを自由に選ぶことが可能となりました。
電力自由化により、生活様式に合わせて電気を選べるということは非常に魅力的です。その反面で選択肢が多く、どこの会社と電気契約を結ぶべきか悩む方もいらっしゃると思います。
そのため、電気の切り替えを検討している方や、どこの電気がお得か迷っていらっしゃる方に向けて、賃貸アパート・マンションで契約可能な新電力について紹介していきます。
2.賃貸アパート・マンションで契約可能な新電力の紹介
賃貸アパート・マンションを契約する際には電力会社を自分で選んで契約するケースがほとんどです。電力自由化が始まる以前は、電力会社を指定されていたため、契約する際に迷う必要はありませんでした。しかし、電力自由化が行われている現在では、少しでも電力をお得に契約するために電力会社を比較検討することをおすすめします。
電気料金は基本
◎ 地域
◎ アンペア数
◎ 使用電力量
によって変化しますが、この記事では関東地域料金に統一して、それぞれの会社のおすすめプランを紹介していきます。
今回紹介する電気会社は
- HISでんき(HTBエナジー)
- looopでんき
- リミックス電気
- ENEOSでんき
- 千葉電力
の5社です。
賃貸アパート・マンションを契約した際などに、電力料金を比較検討する時、ぜひ役立ててください。
2-1.HISでんき(HTBエナジー)
HISでんき(HTBエナジー)は長崎県が長崎市にあるハウステンボスの運営会社が供給している新電力です。電力自由化に伴い2015年4月から賃貸・アパート向けに供給しています。
地域柄を活かしてハウステンボス内でガスタービンによる発電をしているのも特徴的で、有名なハウステンボスの知名度を持つ会社であるHISでんきにはいくつかのプランが設定
されていますが、中でも「ウルトラプラン」がおすすめです。
料金は2021年7月現在、以下のようになっています。
2-2.looopでんき
東日本大震災の被災地に太陽光発電の設置ボラティアから誕生したlooopは自然エネルギーを身近に感じてもらいたいというコンセプトのもと、電力自由化に伴い2015年より新電力を供給しています。
looopでんきの料金プランの特徴は、基本料金が0円であるということです。つまり、使用した電力量に応じて料金が決まるため、ライフスタイルに合った使用ができるという魅力があります。
中でも代表的なプランとして「おうちプラン従量電灯B」のプランが人気です。
料金は2021年7月現在、以下のようになっています。
2-3.リミックスでんき
リミックスでんきは経済、環境、社会に関わるエネルギー問題の課題解決に向けて、お客様とともに考え、計画の立案から検証まで幅広くサポートするという理念のもと、電力自由化に伴い新電力を供給しています。
料金の特徴として、電力使用量120kWh以下の場合、最安という魅力があります。そのため、単身赴任の方や上京を考えている学生方におすすめなサービスとなっております。
また、リミックスは仮想通貨事業も行っているため、「仮想通貨付与プラン」があるなど、時代に適応した最新鋭のサービス提供をしていることも特徴です。
リミックスでんきの料金プランでおすすめなのが、「電気代割引プラン」です。
料金は2021年７月現在、以下のようになっています。
2-4.ENEOSでんき
ENEOS電気はガソリンスタンドENEOSを経営するJXTGホールディングスが、電力自由化に伴い2016年より供給開始をした新電力です。
ガソリン販売の大手企業ということもあり、ガソリンや灯油料金の割引特典があるなど、企業性質を活かしたサービスに特徴があります。
人気のプランとして「Vプラン」を提供しており、使用電力量が120kWh以上である場合、東京電力よりも安くなるため、賃貸・アパートに住む家族におすすめです。
料金は2021年7月現在、以下のようになっています。
2-5.千葉電力
千葉電力は、千葉県八千代市に本社を置き、2016年の電力自由化に伴い新電力を供給しています。
千葉県内への電力提供を主にしており、地域密着型サービスとして、地元のスポーツ施設などあらゆるライフラインを支えています。
多彩なプランがあり、自らのライフスタイルに合ったプランを選択でいるといった魅力があります。
中でも代表的な「ミディアムプラン」について紹介します。他の会社と比較した場合、300kHw以下であれば従量料金が一律であるのが特徴です。そのため、一人暮らしよりも家族で賃貸・アパートに暮らす方におすすめです。
料金は2021年7月、以下のようになっています。
3.まとめ
以上5社の新電力会社について比較しました。
今回紹介した5社の中においても、それぞれ会社ごとに違った特徴やメリットを持っているため、世帯人数やライフスタイルに合った電力会社と契約を結ぶことをおすすめします。
電力自由化により増えた選択肢の中、上記を参考に最適な電気会社をお選びいただければ幸いです。電力を検討し充実したライフを送りましょう。