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東京電力 引っ越しとは

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東京電力引っ越しの手続きについて

引っ越しが決まると、しなければいけないことがたくさん出てきます。中でも電気やガスの開始・停止申し込みは、忘れてはいけない手続きの1つです。
引っ越し先で電気を使用できなかったり、引っ越し前の電気料金を余計に払ってしまったりしてしまうことは、絶対に避けたいですよね。

【目次】
引っ越しの手続き 概要
 1-1. STEP1 Webで申し込み
 1-2. STEP2 当日のお立合い
引っ越しの手続き パターンは3つ
 2-1. パターン1 電気・ガスの停止・開始手続きを同時にしたい
 2-2. パターン2 新しく電気・ガスを契約したい
 2-3. パターン3 いま使っている電気・ガスを停止したい
関東エリア以外へのお引越しでも継続利用可能に
引っ越しの手続きはいつまでにするのか
ご利用開始日に立ち合いは必要なのか
電気・ガスの利用停止には何が必要なのか
お引越しまでの電気料金はどうなるのか
引っ越し先で、電気の契約を切り替えたいときはどうするのか
新電力への切り替え方法とは
新電力へ切り替えるメリットとデメリット
まとめ

1.引っ越しの手続き 概要

引っ越しの手続き 概要

 1-1. STEP1 Webで申し込み

専用サイトからWebで簡単に申し込みできます。検針票など、現在の契約内容が分かるものを用意してください。おおまかな流れは次の通りです。

①現在の契約内容を確認する。
②引っ越し先の使用場所住所を入力する。
③現在の使用場所での使用停止日や、引っ越し先での使用開始日など、その他手続きに必要な情報を入力する。
④引っ越し先での料金プランを選択する。

以上で申し込みは完了です。

申し込み時期により、受付にかかる日数は異なります。3~4月や、連休中に引っ越しする場合は、日数が長くかかることがありますので、日程が決まり次第早めに手続きしておきましょう。
また、当日・翌日の使用開始申し込みは、Webからはできない場合があります。急いで電気を使い始めたいときは、カスタマーセンターに、電話で申し込みをしてください。

 1-2. STEP2 当日のお立合い

退出する家での立ち合いについて紹介します。

・電気

使用停止に立合いは不要です。退出時には、ブレーカーをオフにしておきましょう。
ただし、オートロック設備がある物件など、状況によっては立ち合いが必要になる場合があります。その際は、電話連絡があります。

・ガス

使用停止は、基本的に立ち合い不要です。
ただし、ガスメーターで閉栓作業を行うため、オートロック設備で入館規制があったり、メーターが屋内にある場合などには、立ち合いが必要になります。

2.引っ越しの手続き パターンは3つ

どのような引っ越しかによって、必要な手続きは異なります。

2-1. パターン1 電気・ガスの停止・開始手続きを同時にしたい

一般的な引っ越しに伴う手続きです。
Webから申し込みの場合は、「電気・ガスの停止・開始手続きを同時にしたい」をクリックしてください。

2-2. パターン2 新しく電気・ガスを契約したい

新たに独り暮らしを始める場合など、引っ越し前の電気契約を停止する必要がないときの手続きです。
Webから申し込みの場合は、「新しく電気・ガスを契約したい」をクリックしてください。

引っ越しを伴わず、別の電力会社から乗り換える場合には、「他社からTEPCOへの切替手続き」のボタンから申し込みください。

2-3. パターン3 いま使っている電気・ガスを停止したい

身赴任を終えて自宅に戻る場合など、引っ越し先の電気契約がすでにある場合の手続きです。引っ越し先では違う電力会社と契約するときも、こちらのパターンになります。
Webから申し込みの場合は、「いま使っている電気・ガスを停止したい」をクリックしてください。

建物の解体に伴う契約停止の場合は、カスタマーセンターへ電話連絡してください。

関東エリア以外へのお引越しでも継続利用可能に

引っ越し先が供給エリア内の場合、引き続き契約をすることができます。東京電力の供給エリアは以下の通りです。一部地域のみが供給エリアとなっている市区町村がありますので、詳しくはHPを確認してください。

電気

北海道エリア、東北エリア、北陸エリア、関東エリア、中部エリア、関西エリア、中国エリア、四国エリア、九州エリア
電気提供エリア

ガス

関東エリア、中部エリア、関西エリア
都市ガス供給エリア

4. 引っ越しの手続きはいつまでにするのか

間違いなく希望日から電気やガスを使用したければ、3営業日前までに申し込みましょう。引っ越しの日程が決まり次第、Webから申し込みしておくのがベストです。

使用開始・停止ともに、当日でも申し込み自体はできます(※)。
しかし、メーターに配線が繋がっていないなど、事前に工事が必要な場合は、引っ越し先ですぐに電気を使うことができません。
ガスは、開栓作業が必ず必要になります。特に引っ越しが多い繁忙期には、当日すぐに対応してもらえるか分かりませんので、使用できない可能性があります。

また、使用停止は申し込み日よりさかのぼって受付することができません。基本料金は日割りで計算されますので、申し込みが遅くなると、その分余計な料金が発生してしまいます。

※ガスの契約は、エリアによって対応日数が異なります。東邦ガスエリアでは申込みから3営業日目以降の日が最短の閉栓日、大阪ガスエリアでは申込みから6営業日目以降の日が最短の閉栓日となります。

5.ご利用開始日に立ち合いは必要なのか

立ち合いの有無は、電気とガスで異なります。

・電気

基本的に立ち合いは不要です。
ブレーカーを入れるだけで使える状態であれば、事前作業もありません。設備状況によって立ち合いが必要な場合は、連絡があります。

・ガス

開栓作業に伴い、室内の安全確認をするため、必ず立ち合いが必要です。

6.電気・ガスの利用停止には何が必要なのか

電気・ガスの利用停止には、以下の手続きが必要です。

①検針票など、現在の契約が分かるものを用意する。
②東京電力Webの「電気・ガスの使用開始・停止」をクリックする。
③「いま使っている電気・ガスを停止したい」をクリックする。
④入力フォームに従い、必要事項を入力する。
⑤使用最終日には、退去時に電気のブレーカーをオフにする。

7.お引越しまでの電気料金はどうなるのか

引っ越しする場合、基本料金は、前回検針日から使用停止日までの日数で、日割り計算されます。

例えば、従量電灯B・40Aの契約で、前回検針日が4月1日、次回検針日が5月1日、使用停止日が4月15日の場合、以下のような計算になります。

基本料金1,144円 × 15/30 = 最終請求分の基本料金572円

電力量料金は通常通り、電気使用量に応じて計算されます。

料金シュミレーション・お申込みはこちら

8.引っ越し先で、電気の契約を切り替えたいときはどうするのか

引っ越し先が東京電力の供給エリア外だったり、新電力に乗り換えた方が電気料金が安くなったりする場合、引っ越しと同時に電気の契約を切り替えることができます。
その際は、東京電力との契約を解約し、新たに乗り換え先の電力会社と契約します。

9.新電力への切り替え方法とは

①新しく契約する電力会社を検討・決定する

電力小売り自由化に伴い、たくさんの新電力が登場しています。自分に合った料金プランがある電力会社を見つけましょう。

②引っ越し先の住所で、新しい電力会社の契約をする

入居先の住所で、電気の契約をします。申し込みはWebからできるところがほとんどです。
使用開始前に計器をスマートメーターに交換が必要な場合もあるので、入居日が決まり次第、早めに申し込みましょう。

③現在の契約を解約する

東京電力のWeb上で、「いま使っている電気・ガスを停止したい」から、退去日付けで契約解除の手続きをします。
同住所で契約の乗り換えのみを行う場合は、解約手続きを乗り換え先の電力会社がしてくれることがほとんどですが、使用場所が変わる場合は自分で解約する必要があります。

10.新電力へ切り替えるメリットとデメリット

新電力へ切り替えるメリットとデメリット

新電力に乗り換えた場合のメリットとデメリットを紹介します。

メリット

・電気料金が安くなる場合がある

新電力は、既存の大手電力会社に比べて、基本料金と電力量料金単価が安く設定されている傾向にあります。事前にシミュレーションをしてみると、確実に電気料金が安くなる電力会社を選ぶことができるでしょう。

・他のサービスとセットにすることでお得になる場合がある

新電力の中には、ガス・ネット・ガソリン・動画配信サービスなどを、一緒に契約することで割引になるプランをもつ会社があります。契約をまとめることで、料金支払の管理が楽になるという利点もあります。

・ポイントを貯められてお得になる場合がある

Tポイント・dポイント・WAONポイントなど、電気料金に応じてポイントが貯まるプランが選べる新電力もあります。ポイントで還元されることで、さらに電気料金がお得になるでしょう。

・ユニークな特典を受けられる場合がある

電力会社によっては、独自の特典が受けられるプランがあります。スポーツチームを支援することができたり、動物保護に貢献できたり、化粧品のサンプルがもらえたり、そのバリエーションはさまざまです。好みのものを選ぶ楽しみがあります。

・環境に優しい電気を使える場合がある

新電力には、太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電した電気を使用できるプランがあるところがあります。基本料金や電力量料金単価は高くなる傾向がありますが、将来の地球環境に強く関心がある方には魅力的でしょう。

デメリット

・違約金が発生する場合がある

契約期間内に解約すると、違約金が発生する場合があります。
また、料金プラン自体には違約金がなくても、キャンペーン適用条件として一定期間の契約が必要なものもあります。
新電力は新規契約キャンペーンを頻繁に行っています。お得に乗り換えできるのは嬉しいですが、違約金が発生するかどうかを確認するようにしましょう。

・切替のための検討・手続きが必要

新電力はとても数が多く、検討するのに手間がかかります。また、契約する電力会社を決めたら、新たに申し込み手続きをする必要があります。
基本的に工事費は無料ですが、スマートメーターへの交換工事を伴うことも多く、少し面倒に感じる方もいるでしょう。

11. まとめ

東京電力と契約中の方が引っ越しする際の手続きは、Webで行うことができます。転居後も東京電力と契約する場合は、使用開始の手続きも一緒にできます。

引っ越しを機に、他の電力会社へ契約を乗り換える場合には、東京電力の解約手続きと、新電力との契約手続きの両方が必要です。

電力小売り自由化に伴いたくさんの新電力が登場しており、自分のライフスタイルに合う料金プランを選べば、電気料金が簡単に安くなります。

新生活の始まりをスムーズなものにするために、この記事が参考になれば幸いです。

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