でんきの節約術

沖縄電力 引っ越しとは

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沖縄電力の引っ越し手続きについて

沖縄電力(おきでん)を利用している方がお引越しをする際、電力会社に手続きをしなければなりません。
引越しの際の手続きについては、引越し後も継続利用するのか、引越しを機に電力会社を切り替えるのかによって手順が異なります。
この記事では、
・沖縄電力での引越し時の手続きについて
・引越し手続きのタイミング、立ち合いの有無、必要なもの
・新電力を切り替える方法とメリット、デメリット
についてそれぞれの項目について詳しく解説していきたいと思います。

【目次】
1.引っ越しの手続き 概要
1-1. STEP1 Webで申し込み
1-2. STEP2 当日のお立合い
2.引っ越しの手続き パターンは3つ
2-1. パターン1 電気・ガスの停止・開始手続きを同時にしたい
2-2. パターン2 新しく電気・ガスを契約したい
2-3. パターン3 いま使っている電気・ガスを停止したい
3.沖縄エリア以外へのお引越しでも継続利用可能になった?
4.引っ越しの手続きはいつまでにするのか
5.ご利用開始日に立ち合いは必要なのか
6.電気・ガスの利用停止には何が必要なのか
7.お引越しまでの電気料金はどうなるのか

1.引っ越しの手続き 概要

引っ越しの手続き 概要

沖縄電力を利用する際の手続き窓口は、
・web
・電話
・FAX

の3種類があります。
いずれの手続きをする場合でも、申し込みの前にはご自身の電気番号が分かる検針票や振り込み依頼用紙などをあらかじめ用意しておくと円滑に進められます。

沖縄電力の各支店の店頭で手続きを行うことも可能ですが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みると電話・オンライン・FAXなどの非接触手続きの方が安全でしょう。

沖縄電力の電話窓口は以下の宛先となっています。

利用開始・停止手続き0120-586-390 098-993-7777
受付時間平日:月~土 受付時間:8時30分~17時

急を要する時、契約や物件の状況について相談したい時などは電話申し込みでも良いですが、受付の曜日や時間帯も限られていますし、時期やタイミングによっては混み合って繋がりにくいこともあります。
一般的には、週明け・連休明け・引越しシーズン(3~4月)が混雑しやすいようです。
依頼が急増するため、web手続きを行う際も余裕を持って早い段階で申し込みをしておくことをおすすめします。

沖縄電力でも24時間受付していて、自分のタイミングで申し込みができるweb申し込みを推奨しています。

1-1. STEP1 Webで申し込み

引っ越しの手続き パターンは3つ

沖縄電力のweb申し込みは、
・一般的な手続き
・オール電化物件の手続き
・退去時の利用停止
と手続きの目的によって申請フォームが異なります。

沖縄電力の「お引越しが決まったら」というページから、該当するメニューを選んでください。

・契約内容
・契約者情報(氏名・住所・電話番号)
・支払い方法
・新住所
・利用開始の希望日時
などの項目を入力し、申請をします。

手続きの目的ごとのステップについては、後程詳しく解説いたしますね。
オンラインで手続きをする際の注意点として、
・確認メールを保管しておく
・申請前に入力内容を確認する
という2点が挙げられます。

使用しているメールサービスによっては、申し込み確認メールが迷惑メールやプロモーションメール欄に振り分けられる可能性もあります。
きちんと申し込みがされているか、確認メールが来ているか必ずよくご確認ください。

また、申請する際も入力後に内容の確認画面が表示されるはずですので、飛ばして手続きを進めず内容に誤りがないか必ず確認してください。
・住所
・利用停止/開始日時
・新住所
などの情報は特に間違えやすいのでダブルチェックをお忘れなく。

1-2. STEP2 当日のお立合い

申し込みが終わったら、引越し当日は必要に応じて立ち合いをしましょう。
後程詳しくご説明いたしますが、電力の利用停止・利用開始の立ち合いは必ずしも必要というわけではありません。
建物の環境や、設備によって内容は異なるので事前に立ち合いが必要か電力会社に確認しておくとよいでしょう。
また、寒冷地域などで凍結防止設備を使用している場合も季節によっては確認すべきケースもあります。

立ち合いが必要な場合でも、それほど時間はかかりません。
設備の撤去をしなければならない場合は、事前に電力会社から確認の連絡が来ます。

2.引っ越しの手続き パターンは3つ

引っ越しの手続き パターンは3つ

引越し時の手続きと言っても、契約の内容によりその手順や内容が異なります。
こちらでは、
・引越し前後で沖縄電力を使い続ける場合
・引越しを機に新しく契約をする場合
・引越しを機に沖縄電力の利用停止をする場合
の3つのパターンごとの手続き方法について詳しくご説明いたします。

沖縄電力の場合、オンライン手続きでも電気利用開始日として土日祝・慰霊の日・旧盆・年滅年始は選択不可となっています。
祝日以外の月~金の平日をお選びください。

2-1. パターン1 電気・ガスの停止・開始手続きを同時にしたい

現在沖縄電力を契約していて、引越し後の新居でも引き続き沖縄電力を利用したい場合の手続きについて見ていきましょう。

この場合の流れとしては、
1.沖縄電力に電話かwebで手続きを行う
2.契約者情報と引越し日時、新住所、支払い方法を入力
3.入力内容の確認
4.受付完了
の4つのステップです。

万が一、手続きを忘れてしまったら料金の切り替えが上手く行かずに電気料金を二重に支払わなければなりません。
新居で電気が使えないということはありませんが、すぐに電力会社に使用開始の報告をしてください。
沖縄電力の場合は平日であれば17時まで電話で受付をしております。

2-2. パターン2 新しく電気・ガスを契約したい

現在他の電力会社と契約していて、引越しを機に沖縄電力で新しく電気やガスを契約したい場合の手続きについてご紹介します。

沖縄電力の公式サイトの「お引越しが決まったら」ページのインターネットのお申込み一覧から、一番上の「入居(標準的なメニュー)」をクリックします。
・電気利用開始日時
・新しい住所
・契約社の氏名と連絡先
・希望の支払い方法
・希望の料金プラン
の入力が必要です。

2-3. パターン3 いま使っている電気・ガスを停止したい

引越しを機に他の電力会社に切り替える、または沖縄電力のエリア外に引っ越す場合は
・利用停止日時
・利用廃止を希望する住所(または電気番号)
・契約者の氏名
・電気料金の精算方法
・転居後の住所
の情報が必要です。

利用停止の日時が来たら、分電盤のブレーカーを切って退去してください。

3. 沖縄エリア以外へのお引越しでも継続利用可能になった?

沖縄電力は基本的に沖縄県の本島と37の離島に提供しています。
2016年の電力完全自由化が実現されましたが、2021年現在沖縄以外での電力供給は確認できませんでした。

沖縄電力管轄エリア内から他の地方に引っ越す場合は、電力切り替えが必要です。

4.引っ越しの手続きはいつまでにするのか

沖縄電力の公式サイトでは、引越し予定日の4~5日までに連絡するように案内されています。

ただ、
・引越しシーズンに引っ越す場合
・新住所がオール電化で通電作業が必要な場合
などは余裕を持ってもっと早い段階で手続きを済ませておきましょう。

5.ご利用開始日に立ち合いは必要なのか

電力の場合、原則立ち合いは不要です。
以前は退去時のみ電力会社の係員の立ち合いが必要でしたが、現在は電力会社が遠隔操作が出来るので基本的には立ち合わなくても大丈夫です。

例外的に立ち合いが必要なケースを以下でご紹介します。

1.オートロックの物件

電気のメーターが屋内に設置されていて、なおかつオートロックの物件の場合は引越しの際に立ち合いが必要となる可能性があります。
しかし、これは主に退去時の話です。利用停止と同時にそれまでの料金を現金で精算する場合も立ち合いが必要です。(カードや口座振替の場合は不要)

2.電気温水器が設置してある

エコキュートなどの電気温水器が設置されている場合は、入居日の前日までに係員立ち合いのもと通電作業が必要となります。
というのも、電気温水器の開通作業を自分ですると故障のリスクがあるためです。
オール電化住宅などで使われる電気温水器はお風呂など生活用水の水を温める設備なのですが、物件の受け渡し時には温水器の中の水を空にして電源が切られています。

入居が決まったら再びタンクに水を入れて加温してお湯を使える状態にしなければいけないのですが、
夜間に沸かすようになってるので前日までに通電しておきましょう。

この際の通電作業を正しく行わないと故障して設備自体が使えなく恐れがあります。
それを避けるため立ち合いが必要です。

ちなみに沖縄電力の場合は、オール電化専用の申し込みフォームからweb手続きができます。
ただ、電力会社によっては立ち合いが必要な場合は電話連絡をするというルールがあるところもあるので、お引越しが決まったら早めにご連絡しましょう。

6.電気・ガスの利用停止には何が必要なのか

沖縄電力で電気・ガスの利用停止をする場合に必要な情報は以下の通りです。
・利用廃止の日時
・利用廃止する住所(または電気番号)
・料金の精算方法
・引越し後の新住所

新住所は、退去後に郵便物を送る際などに利用されます。

7.お引越しまでの電気料金はどうなるのか

前回の検針日から今住んでいる家を退去する間での電気料金については、それまでの支払い方法が適用されます。
現在沖縄電力でクレジットカードまたは口座振替を選択されている場合は、退去日まで日割りで計算された金額がカード・口座振替で支払われますが、引越し手続きの際に任意の方法が選択できます。
請求書払いの場合は退去時に係員に現金で支払わなければならないこともあるので、現金を用意してお待ちください。

8.引っ越し先で、電気の契約を切り替えたいときはどうするのか

引越しのタイミングで契約内容を変更したい場合は、引越し手続きの際に希望するプランを選択して申し込んでください。
沖縄電力の個人向けプランには、以下のようなものがあります。

グッドバリュープラン電気の利用量が増えると電気料単価が割安になるプラン
従量電灯plus従量電灯プランと同じ金額でポイントが溜まる間プラン
Eeホームホリデーオール電化向けプランで休日の朝・夕の料金が安い
Eeホームフラットオール電化向けプランで昼間時間が割安
従量電灯個人向けの標準的なプラン
時間帯別電灯夜間の電気料金が安いプラン
ちゅらクック割引200Vの電気調理器があるご家庭向けプラン

9.新電力への切り替え方法とは

沖縄電力から新電力に切り替える場合、
・沖縄電力の利用停止手続き
・新電力への利用開始手続き
が必要です。

通常、新電力へ切り替える場合は解約手続きも新電力会社が行ってくれるものですが、引越しのタイミングで切り替える場合は契約者自身が手続きを行います。

新電力への新規申し込みは、
1.希望する新電力会社に申し込みを行う
2.入居予定の日時から利用開始するよう手続きを行う
という手順で行います。

申し込みの際は、供給地点特定番号やお客様番号などがかかれた検針票を用意しておくと申し込みがスムーズに行われます。

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10.新電力へ切り替えるメリットとデメリット

新電力会社に切り替えるメリットとしては、
・会社や料金プランを自分で選べる
・電気以外のお得なサービスや特典が得られることも
・地域貢献や環境への配慮をしている会社が選べる
といった3点が挙げられます。

電力の自由化により、従来の「地域の大手電力会社を契約する」だけではなく自分で会社やプランを選べるようになりました。
新電力の会社によっては、基本料金が無料だったり電気代が安くなる時間帯が豊富な選択肢から選べたりするため、豊富な選択肢の中から自分のライフスタイルにあった内容のものを選択できます。

電力以外のサービスと合わせたセット割が適用されたり、ポイント還元や会社独自の特典が活用されるところも多いです。
また、再エネで発電していたり、地元に貢献している会社も増えているので、毎月の電気使用がソーシャルグッドな活動にも繋がります。

一方デメリットとして、
・全国展開の場合エリアにより料金が異なる場合も
・撤退、倒産リスクもないわけではない
という2点も存在しています。

乗り換え前より料金が高くなった、ということが無いようにきちんと料金シミュレーションをして契約しましょう。
送配電自体は大手電力会社が行っているので、新電力会社が倒産しても配電が止まることはありません。

11.まとめ

今回は、沖縄電力利用者が引越しをする際のケースごとの手続き方法について詳しくご紹介いたしました。
本文でもご紹介した通り、引越しの1週間ほど前を目安に手続きを行いましょう。
沖縄電力は退去時の精算方法が選べるので、希望する方法でお申込みください。

お引越しを機に新電力に切り替えをしたい場合は、沖縄電力への解約手続きも必要となるので二重払いを防ぐためにもご注意くださいね。

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