月々の電気代が、簡単に安くなったら嬉しいですよね。電力会社を変えたら、その願いが叶うかもしれません。
今回は、使用状況別の電力会社ランキングを紹介します。この記事を読めば、あなたのライフスタイルにピッタリの電力会社が見つかりますよ。
こちらは、東京電力管内の料金プランでのランキングです。
電力会社によっては、契約地域によって料金プランが異なるところもあります。ホームページなどで確認してみてくださいね。
目次
1.でんきの切り替えは、新電力会社がおすすめ
1-1新電力会社とは?
1-2新電力会社のメリット
2.新電力会社の比較の仕方
2-1.今のでんき契約内容を確認する
2-2.料金プランを選ぶ
3.ひとり暮らし向けおすすめ電力会社ランキング
3-1.1位:リミックスでんき
3-2.2位:HISでんき
3-3.3位:looopでんき
4.2~3人向けのおすすめ電力ランキング
4-1.1位:HISでんき
4-2.2位:ENEOSでんき
4-3.3位:リミックスでんき
5.4人以上のご家庭にお得な電力会社ランキング
5-1.1位:HISでんき
5-2.2位:千葉電力(全国対応※沖縄県以外)
5-3.3位:looopでんき
6.オール電化プランへの切り替えなら
6-1.HISでんき :「ぜんぶでんきプラン」
7.新電力に切り替える方法
8.比較方法・お得な電力まとめ
9.電力に関するよくある質問
9-1.契約には何が必要ですか?
9-2.切替は有料ですか? 切替には工事は必要ですか?
9-3.賃貸住宅でも電力の切り替えばできるの?
9-4.新電力に変更しても、品質は大丈夫?停電はしない?
9-5.再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)とは何?
9-6.燃料費調整額とは何?
10.まとめ
1. でんきの切り替えは、新電力会社がおすすめ
電気料金を安くしたければ、大手電力会社よりも、新電力会社がおすすめです。
1-1. 新電力会社とは?
2016年からスタートした「電力の小売全面自由化」で、一般の家庭でも電力会社を選べるようになりました。それに伴い、さまざなな企業がでんきの小売事業に参入しています。これがいわゆる「新電力」です。
1-2.新電力会社のメリット
新電力会社に乗り換えた場合の、メリットを紹介します。
・電気料金が安くなる可能性が高い
既存の大手電力会社に比べて、基本料金と電力量料金単価が安い場合が多いです。ライフスタイルに合ったプランを選べば、簡単に電気料金を下げられます。
・他のサービスとセットにすることでお得になるプランがある
新電力会社の中には、ガス・ネット・ガソリンなどを、一緒に契約することで割引になるプランもあります。
・ポイントをお得に貯められるプランが選べる電力会社がある
Tポイント・dポイント・WAONポイントなど、ポイントが貯まるプランが選べる新電力会社もあります。ポイ活をしている方におすすめです。
2. 新電力会社の比較の仕方
電力会社を乗り換えようとしても、選択肢が多すぎて選びきれないという方も多いでしょう。比較するときのポイントを紹介します。
2-1. 今のでんき契約内容を確認する
まずは、検針票や使用量のお知らせなど、契約内容が分かるものを見つけましょう。現在のプランと、電気の使用量が分かれば、新電力会社の料金プランを選びやすくなりますよ。
2-2.料金プランを選ぶ
自分のライフスタイルにあった料金プランを選びましょう。新電力会社の数だけ、料金プランがあるといっても過言ではありません。
多くの電力会社のHPでは、使用量や使用時間帯を入力して料金シミュレーションができます。よりお得に使える料金プランを選んでくださいね。
3.ひとり暮らし向けおすすめ電力会社ランキング
ひとり暮らしの家庭では、電気の契約容量や使用量が少ない傾向にあります。そんなひとり暮らしの方におすすめの電力会社を、ランキングで紹介します!
3-1. 1位:リミックスでんき
リミックスでんきの従量電灯メニューは、基本・従量料金が一律で5%割引になります。
30Aという低めの契約容量から、大きく割引されるので、ランキング1位になりました!
3-2. 2位:HISでんき
HISでんきは、「ウルトラシリーズ」という料金プランだと、20Aから契約することができます。新電力会社の料金プランは、契約容量は30A~のものが多くなっています。
3-3. 3位:looopでんき
基本料金0円、従量料金の単価が一律26.4円/kWhと、分かりやすい料金設定が魅力のループでんき。契約容量が30A以上、月々の電力使用量が230kWh以上の場合、乗り換えるとお得になります。
ひとり暮らしでも、ゲームやパソコンなどである程度電気を使っている方に、おすすめの電力会社です。
4.2~3人向けのおすすめ電力ランキング
カップルでお住まいの方や、少人数の家族におすすめの電力会社ランキングを紹介します。
目安として、契約容量が30~40Aで、使用電力量は月に350~400kwhくらいの方は、こちらのランキングを参考にしてください!
4-1.1位:HISでんき
HISでんきの「ウルトラシリーズ」が、ランキング1位です!
契約容量が30Aの場合最大6%オフ、40Aの場合最大8%オフになります。基本料金・従量料金ともに、大手電力会社より安くなるので、簡単に電気料金を安くできますよ。
4-2. 2位:ENEOSでんき
ENEOSでんきには、「にねんとく2割」というオプションメニューがあります。これを利用すれば、2年以上の契約を条件に、従量料金単価が1kWhあたり0.20円割引に!さらに3年後以降は0.30円割引になり、とってもお得です。
4-3. 3位:リミックスでんき
ひとり暮らし向けのランキングにも登場したリミックスでんき。
契約容量が30A・40Aでも、一律5%の割引の割引になるので、電力使用量があまり多くない家庭でも、電気料金が安くなります。
5. 4人以上のご家庭にお得な電力会社ランキング
家族が多く、たくさん電気を使う家庭におすすめの電力会社ランキングです。
契約容量が50A以上、電力使用量が月に400kWh以上の方は、こちらのランキングをチェックしてみてください。
5-1. 1位:HISでんき
契約容量が50A・60Aの方が選べる「プライムシリーズ」では、基本料金が半額に!さらに従量料金単価も、一律23.54円/kWhになります。大手電力会社からの乗り換えなら、契約容量が50A、月々の電力使用量が450kWhの家庭の場合、年間で22,308円もお得になる計算です。
電気の使用量が多い家庭にはぴったりですので、ランキング1位になりました!
5-2. 2位:千葉電力(全国対応※沖縄県以外)
千葉電力の「ミディアムライフプラン」は、従量料金の割引でお得に!
最初の300kWhまでは21.45円/kWh、301kWh以上は27.52円になります。電気の使用量が多ければ多いほど、お得になるでしょう。
5-3. 3位:looopでんき
基本料金0円、従量料金の単価が一律26.4円/kWhなので、電気の使用量が多い家庭でもしっかり安くなります。ガスも一緒に契約すれば、従量料金の単価がさらに0.4円下がるので、もっと電気料金がお得になりますよ!
6. オール電化プランへの切り替えなら
新電力会社の中には、オール電化住宅に対応したプランがあるところもあります。電気温水器やエコキュートなど、深夜蓄熱機器を使っている家庭でも、契約を切り替えることができますよ!
6-1. HISでんき :「ぜんぶでんきプラン」
東京電力EPの「スマートライフプラン」と比較すると、午前6時~午前1時の昼間の従量料金単価が2%安くなります。基本料金と、夜間の従量料金単価はそのままです。
夜間の電気はこれまで通りお得に使えて、昼間の電気料金が安くなるなんて、いいことばかりで嬉しいですね!
料金シュミレーション・お申込みはこちら
7. 新電力に切り替える方法
契約したい新電力会社を見つけてしまえば、契約を切り替えるのは簡単です。
①新しく契約する電力会社を検討・決定する
電力小売り自由化に伴い、たくさんの新電力が登場しています。自分に合った料金プランや、サービスがある電力会社を見つけましょう。上記のランキングも参考にしてくださいね。
②新電力会社のHPから申し込む
申し込みはWebからできるところがほとんどです。検針票など、現在の契約内容が分かるものを用意して、必要事項を入力しましょう。
現在使っている電力会社への解約手続きは、新電力会社が行います。
③支払方法設定など、その他手続きをする
口座振替の書類を返送するなど、その他の手続きをしましょう。スマートメーターの計器交換が必要な場合がありますが、基本的に料金はかからず、立ち合いの必要もありません。
8.比較方法・お得な電力まとめ
お得な新電力会社を比較するには、以下の3つのポイントをチェックしましょう!
①基本料金
契約容量によって決まる料金です。電力会社やプランによって、大きく割引があったり、0円だったり、その設定はさまざま。
基本料金が安くなれば、毎月かかる負担を一律に減らすことができるので、確実に電気料金を安くできます。
②従量料金
電気を使った分だけ支払う料金です。基本料金が安くても、従量料金が高ければ、電気を使うほど電気料金が高くなってしまいます。
大手電力会社の従量料金単価は、120kWhまで・121kWh以上300kWh・301kWh以上の3段階に分かれています。
電気の使用量が少ない家庭は、1・2段階目の従量料金単価も安くなっているプランを選んでください。
使用量が多い家庭は、3段階目の単価が安かったり、単価が一律だったりするプランがお得になりやすいでしょう。
③その他のオプション
ガスや携帯電話など、その他の契約とまとめられるものがあれば、もっとお得になります。
また、新電力会社には新規契約者向けのキャンペーンを行っているところがあります。キャッシュバックや、電気料金の割引など、さまざまな特典が受けられるので、気になる電力会社があればチェックしてみましょう。
その際は、契約条件や違約金の有無を確認するようにしてください。
9.電力に関するよくある質問
電気の契約について考えるとき、よくある質問を紹介します。
9-1. 契約には何が必要ですか?
検針票や請求金額のお知らせなどの、現在の契約を確認できるものを用意してください。名義人・契約番号・供給地点情報などを入力するとき必要です。
支払方法を設定するときには、口座情報やクレジットカードを用意しましょう。
ガスなど、他の契約も一緒にする場合には、そちらの契約情報が分かるものも必要です。
9-2. 切替は有料ですか? 切替には工事は必要ですか?
大手電力会社から契約を切り替えたことがなければ、契約の切替に料金がかかることはありません。
すでに新電力会社に乗り換えている場合、契約内容によっては解約手数料がかかることがあります。
スマートメーターが未設置の場合は、計器交換の工事が必要なことがあります。基本的に工事費は無料です。外壁に手を入れないと設置できないなど、特殊な場合には費用がかかることもまれにあるようです。
9-3. 賃貸住宅でも電力の切り替えばできるの?
電力会社との契約名義が本人のものになっていれば、賃貸住宅でも切替可能です!メーター交換も、管理会社や大家さんの許可をとる必要はありません。
ただし、大型マンションで一括受電契約をしていたり、光熱費込みで家賃を支払っていたりなど、本人が直接電力会社と契約していない場合は、切り替えできません。
9-4. 新電力に変更しても、品質は大丈夫?停電はしない?
電力会社を変えても、電気の品質が変わることはありません!
契約が変わっても、電気が送られてくる送配電線はこれまでと同じ大手電力会社が管理するので、安定した電力供給が受けられます。
台風などで送配電網が原因の停電が起きたとしても、復旧までの時間に差が出ることはありません。
9-5. 再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)とは何?
太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が買い取るよう義務付けた制度を、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」といいます。
これに基づき、電力会社等が買取りに要した費用を、電気を使用している方全員が負担するのが、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」です。
大手電力会社でも、新電力でも、負担金額は変わりません。
9-6. 燃料費調整額とは何?
発電に使われる石油や天然ガスなどの燃料は、為替レートや原油価格などの影響を大きく受けます。この変動を電気料金に反映挿せる仕組みが、「燃料費調整制度」です。
燃料費が基準値より高くなった場合はプラス調整され、安くなった場合はマイナス調整されます。
10. まとめ
今回は、家庭別のおすすめ電力会社のランキングと、新電力会社に切り替える際に気になるポイントを紹介しました。内容を簡単にまとめます。
①電気の契約容量や使用量によって、おすすめの電力会社が変わります。
②新電力会社への切り替えはwebから簡単にできるところがほとんどです。
③電気の契約が本人名義であれば新電力会社に切り替えでき、費用はかかりません。
この記事が、電力会社切り替えの参考になると幸いです。